困った眠気を抑える

だらだらと続く報告だけの会議。これが昼休み後の会議だと、仕事というよりも睡魔との闘いと言った方が相応しいことがよくある。私たちの脳は、単調な刺激が続き、退屈すると怠けるようにできている。眠気は、大脳皮質・覚醒中枢・睡眠中枢によって支配されており、睡眠不足だから眠くなるといった単純なものではない。好きなことであれば、ワクワクした気持ちで、前日、よく眠っていなくても高い集中力で仕事や勉強に熱中した経験は皆さんにもあるだろう。実のところ眠気には、この「ワクワク」が最強の天敵であり、「興味」「楽しさ」「満足」を仕事や勉強に取り込むことが、困った眠気の特効薬となる。何のために仕事をしているのか? 勉強をして自分はどうしたいのか? 明確な目標や目的があれば、人は頑張れる。そしていつもワクワクした気分で、仕事や勉強に取り組むことができるのである。そうした時の脳は興奮状態にあるため、覚醒度は上がり、高い集中力を発揮することができる。次の行動に落ちないつまらない会議でも、どうすればより高い意義のある会議にできるか。自分だったらどう課題に貢献できるか。そういった前向きな気持ちで会議に取り組めば、睡魔との闘いといった消極的な事態も解消され、発言力のある、有力な社員として評価も上がるのではないだろうか。
【参考図書】 坪田聡、脳も体も冴えわたる1分仮眠法、株式会社すばる舎リンケージ、130 – 134頁、2012年6月16日第1刷

Follow me!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP